鳴沢小学校東側

24時間WEB診療予約
予約専用電話050-5306-7635

生活習慣病

生活習慣病とは

生活習慣の改善が一番の予防対策生活習慣病は、過食や偏食、運動不足、嗜好品(タバコ・お酒など)等の過剰摂取や生活習慣の不摂生などが原因で起こる慢性疾患です。
生活習慣病の代表的な疾患として、糖尿病をはじめ、高血圧、脂質異常症(高脂血症)、高尿酸血症(痛風)などがあります。

生活習慣の改善が一番の予防対策

近年、死亡原因の約6割が、生活習慣病である糖尿病、高血圧、脂質異常症などによって引き起こされる心臓病、脳血管疾患等であるとみられています。
つまり生活習慣病は生命にかかわる病気なのです。
ただ生死にかかわると言いましても、日頃の生活習慣を見直すことで予防や改善に努めることもできます。
生活習慣病は初期のうちは、ほとんど自覚症状がないので気づきにくい場合がほとんどですが、症状が現れる前に早めに生活習慣を改善されるのも予防対策のひとつです。

主な生活習慣病

高血圧

血圧が慢性的に高く維持されている状態

高血圧は血圧がある程度の範囲を超えて慢性的に高く維持されている状態を言います。
心臓は血液を血管に送り出すときにポンプのように伸縮していますが、血液が流れるときに血管にかかる圧力が血圧です。
血圧には収縮期血圧(最高血圧)と拡張期血圧(最低血圧)があり、その両方の数値を測定します。
高血圧は、最高血圧が140mmHg以上あるいは最低血圧が90mmHg以上の場合をいい、正しくは高血圧症と言います。
血圧の高い状態が続くと、血管壁が圧力によるダメージを受けます。
するとこの壁が厚くなったり、硬くなったりする動脈硬化の原因になり、狭心症や心筋梗塞、脳卒中、腎臓病などを招きやすくなるのです。

塩分の過剰摂取や運動不足が影響

高血圧の原因は、まだはっきりと特定はされていませんが、遺伝的要因をはじめ、食生活(塩分の摂り過ぎ)や嗜好品(タバコ・お酒など)の過剰摂取、運動不足や精神的ストレスなどの環境要因が重なることによって引き起こされると考えられています。

食事療法では減塩に努める

高血圧を治療するにあたり、まず行うのは食事療法です。
食塩摂取量を1日6g未満(即席麺や梅干し、塩鮭など塩分の多い食品を控える)とし、栄養バランスのとれた食生活を行います。次に適正体重を維持することに努めます。
肥満は心臓の負担になります。
適正な体重(BMI25未満)にし、常に適度な運動(1回30~60分以上、週に3回以上の有酸素運動)を継続的に行います。

このほかにも、禁酒・禁煙、睡眠や休養をしっかりとることも必要です。

また、医師から薬を処方されたら、指示通りにきちんと服用します。
治療薬に用いられる主な薬剤は、アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬(ARB)、アンジオテンシン変換酵素阻害薬(ACE阻害薬)、カルシウム拮抗薬、利尿薬、β(ベータ)遮断薬などです。
症状によっては、いくつか組み合わされて処方されることもあります。

脂質異常症(高脂血症)

コレステロールの過多が動脈硬化を誘発

脂質異常症は、以前は高脂血症と呼ばれていました。
主に血液中の脂質、具体的には「コレステロール」や「中性脂肪(トリグリセライドなど)」の濃度が慢性的に高い状態を言いますが、近年は脂肪値が低すぎる状態も正常ではないことが判明し、脂質異常症と呼ばれるようになりました。

コレステロールは、細胞膜・ホルモン・胆汁酸をつくる材料であるなど体に必要なものですが、これが多すぎると動脈硬化を誘発し、少なすぎると免疫力が低下します。
なお、LDLコレステロールは一般的には悪玉コレステロール、HDLコレステロールは善玉コレステロールと呼ばれます。

自覚症状がなく放置しやすい

脂質異常症は自覚症状に乏しいと言われ、血液検査や健康診断で指摘されて気づくケースがほとんどです。
それでも何もしないで放置をすると動脈硬化が進行し、ゆくゆくは心筋梗塞や脳卒中などの発症原因となります。

発症の主な原因は、エネルギー過多な食生活や嗜好品(タバコ・お酒など)の過剰摂取、運動不足などの環境的要因が重なって引き起こされると考えられています。

動脈硬化の進行は生活習慣の改善で妨げる

治療については、基本的に生活習慣の改善(食事療法・運動療法)と薬物療法になります。
なお生活習慣の改善は、単に血中脂質を下げるだけでなく、動脈硬化の進行防止にも役立ちます。

生活習慣の主な改善内容ですが、栄養バランスのとれた食生活をはじめ、適正体重の維持、適度な運動、禁煙などです。
そのなかでもとくに重要なのが、適切な食生活です。
高LDLコレステロール血症の方は動物性脂肪を含む食品を減らし、植物性脂肪を含む食品を増やします。
また、コレステロールを多く含む食品を減らします。
一方、高トリグリセライド血症の人では、糖質の多い食品やお酒を控えるほか、摂取エネルギー(カロリー)を適正にする必要があります。

このほか、運動療法としては、無理のない軽度の運動を1日30分以上(可能であれば毎日)、週で180分以上行います。
このような生活習慣の改善でも効果がみられない場合は、コレステロールや中性脂肪を低下させる薬物療法を行います。

糖尿病

血液中にブドウ糖がダブついた状態

糖尿病とは、体を動かすエネルギー源であるブドウ糖を細胞がうまく取り込めなくなって、未処理のブドウ糖が血液中にダブついてしまう慢性疾患です。

健常な人であれば、インスリン(血液中のブドウ糖を組織に取り込ませ、血糖値を下げる働きをしているホルモン)がしっかり働き、血中のブドウ糖を細胞に送り込んでエネルギー源にしたり、または脂肪やグリコーゲンといった物質に変えて筋肉や肝臓内に蓄えたりします。

しかし糖尿病になると、このインスリン分泌が不足になったり、足りていてもうまく細胞に作用しなくなる状態になります。
さらに状態が重くなると、血糖コントロールが非常に困難になるほか、合併症も招きやすくなります。

「1型」と「2型」に分類される糖尿病

糖尿病は、「1型」と「2型」に大きく分類されます。

1型糖尿病は、血糖値を下げる働きをしている体内ホルモンの一種であるインスリンを産生する膵臓の細胞(膵β細胞)がある時から壊れていき、インスリンが分泌されなくなってくる疾患です。
若年層に発症が多いのが特徴です。
1型の治療では、インスリンを適切に補充(インスリン治療)します。
インスリンの補充によって血糖値をコントロールしていくと、発症前と同様の生活を送ることができます。
また現在、インスリン補充以外の治療法としては「膵臓移植」もあります。

一方、2型糖尿病は、生活習慣による影響が強く、加齢や遺伝的要因のほか、食べ過ぎや運動不足、肥満、ストレス、妊娠などが要因となります。
日本における糖尿病患者の95%以上は、2型糖尿病です。
糖尿病の完治は困難ですが、血糖値を正常に保ち、それと同時に体重や血圧、血中脂質も良好な状態に保つことができれば、糖尿病による合併症、すなわち糖尿病細小血管合併症(網膜症、腎症、神経障害)や大血管障害(冠動脈疾患、脳血管障害、末梢動脈疾患)を起こさずに、あるいは進展を阻止して健康を保持することは十分に可能です。

そのほかの糖尿病としては、他の病気が要因となって起こる2次性糖尿病、妊娠中に起こる軽い糖代謝異常の妊娠糖尿病もあります。

継続的な「血糖コントロール」に努める

糖尿病(2型)による合併症などを起こさないようにするには、正常な血糖値を保つことが求められるわけですが、そこで重要になるのが、継続的な「血糖コントロール」です。
これは医師の指導のもと、まずは食事療法(適正エネルギーの摂取・栄養バランスの良い食事)および運動療法(息がややはずむ程度で、1日15~30分ほど)を行います。
これだけで正常値になる方もいます。
なお、糖尿病が進行したケースや食事・運動療法だけでは血糖値がうまく下がらないような場合には、これら療法と併せて内服薬(経口血糖降下薬など)による治療やインスリン療法(注射により体外からインスリンを補う治療法)を行います。

高尿酸血症(痛風)

血液中にある尿酸が過多になる状態

血液中の尿酸が多くなり過ぎている状態が高尿酸血症です。
尿酸は水分に溶けにくく、血液中では尿酸塩として存在しています。
尿酸が過多になると、針状の尿酸塩の結晶ができ、体のあちこちに溜まって、痛みを引き起こします。これが痛風です。

体の細胞は、毎日の新陳代謝で新しくつくり変えられています。
その結果、細胞の核からプリン体という物質が生成されます。
このプリン体が、尿酸の元になるのです。

なお、プリン体はレバー類、干し椎茸、魚卵類、えび、かつお、いわしなど一部の魚介類に多く含まれています。
そしてアルコール飲料には、尿酸値を上昇させる作用があります。
このような飲食物を好む人は、尿酸値が高くなりやすい傾向があります。

プリン体を多く含む食品は控える

高尿酸血症の治療では、まず尿酸値を下げることが大切です。
それには食事療法で、プリン体を多く含む食品の摂取を控えめにし、バランスの良い食事を摂るようにします。
また、禁酒・節酒を心がけてください。
とくにビールはプリン体を多く含むので、注意が必要です。
また、食事療法と併せて運動療法も行い、肥満の解消に努めることも必要です。
それらの療法を行ってもあまり効果がみられない場合、尿酸の生成を抑制する薬や、尿酸の排泄を促す薬などが処方されますので、医師の指示通りに服用してください。
尿酸値は、6.0mg/dL以下を目標にゆっくりと下げていき、下がった数値はしっかり維持するようにします。

このページの上へ